アレルギー対策の専門家に聞く!ダニ・花粉対策のためのコインランドリー活用法:春
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アレルギー対策の専門家に聞く!

ダニ・花粉対策のためのコインランドリー活用法

白井秀治 / 環境アレルゲンinfo and care代表(NPO東京アレルギー・呼吸器疾患研究所に所属)
  • 多くの住まいから見つかるダニ
    日本の多くの住まいでは、ダニが見つかります。室内で見つかるダニの中でも大半を占めるのがチリダニ。 このチリダニは、人を刺すことや寄生することはありません。しかし、糞(ふん)や死骸のかけらなどがホコリとなり、 気管支喘息やアレルギー性鼻炎など、アレルギー症状の発症や増悪に関わることが知られています。
  • 寝具はダニの温床
    チリダニは、人のフケや垢などを餌に繁殖していきます。とても小さな生き物で、肉眼ではその姿を見つけることは困難です。 しかし住まいの中でも滞在時間の長い部屋にある、人が接触する機会の多いインテリア用品はダニの餌となるホコリが多く、 そこからは比較的簡単にダニを見つけることができます。特に寝具は、1日の大半を過ごす場所であり、ダニの温床になることが知られています。
  • 春はダニの活動が活発に!
    春になり暖かくなると、ダニは活発に活動します。特に梅雨を迎える頃から夏にかけては、繁殖が活発になります。 そのため、寝具などのダニが増えやすい場所へ、掃除機がけや丸洗いなど、ダニやその糞(ふん)、死骸を減らす管理を行うことは、ダニ対策を行う上でとても大切です。
  • 冬の寝具を収納する前にはお手入れを
    冬用の掛け布団や毛布などの寝具は、暖かくなると押入れに収納されます。この収納される寝具類にダニが付いていると、押入れに保管された夏の間に、その布団の中でダニが増えることがあります。
  • 押入れの寝具でダニを増やさないために
    寝具は押入れに収納する前に、ダニを駆除しましょう。コインランドリーの乾燥機は、ダニが死ぬほどの高温で、布団を加熱することができます。 また洗濯をすることは、ダニの糞(ふん)など、アレルギーの原因となるホコリを減らすことにも役立ちます。 洗濯と乾燥を併用することで、より清潔な布団にすることができるでしょう*。寝具類に掃除機をかけることも、ダニや糞(ふん)や死骸を減らすことに効果的な方法です。 掃除機がけを行う際には、収納前に繰り返し行うことが大切です。
  • 花粉の飛散時には、コインランドリーの乾燥機を
    例年1月下旬から2月初旬に、スギ花粉の飛散が始まります。花粉の飛散時期に布団を干すと、布団表面にスギ花粉が付着することがあります。 そのため、花粉の飛散時期には、布団干しを控える方も多いことでしょう。気温が上昇し、汗を多くかき始める春には、 コインランドリーの乾燥機を用いることで、布団の表面に、スギ花粉が付着することを防ぐことができます*。 *丸洗いや乾燥が行えない寝具があります。製品縫い付けのタグ等で、洗濯や乾燥の条件を確認してください。

春のPOINT!

布団や毛布には、洗濯に関する情報を記したタグが付いています。タグの記載を見て、コインランドリーで洗濯が可能か?乾燥を行う際の温度設定は?など必要なことを確認します。 洗濯(水洗い)ができない場合でも、乾燥機のみを使用することが可能なものもあります。

  • 白井秀治
    環境アレルゲンinfo and care 代表
    アレルギーの原因となるダニや花粉など、室内の汚染評価や対策について、研究活動を行っている(NPO東京アレルギー・呼吸器疾患研究所に所属)。

コインランドリーを
賢く使うために

① まずはコインランドリーをご利用できるかどうかチェック

下の表で洗濯できるもの・乾燥できるものをご確認下さい。

  • 種類
  • 洗濯機
  • 乾燥機
  • 一般衣類
  • ドライマークは×
  • デリケートなものはネットに入れましょう。
  • こたつ布団
  • キルティングのあるものに限ります。
  • こたつ敷き
  • キルティングのあるものに限ります。
  • 掛け布団
  • 綿(わた)は×
  • ×
  • 敷き布団
  • 綿(わた)は×
  • ×
  • 座布団
  • ×
  • ×
  • 羽毛布団
  • 表面の破れにご注意下さい。
  • 羊毛布団
  • ×
  • ×
  • キルティング加工のない布団
  • ×
  • ×
  • 毛布(ナイロン)
  • 毛布(毛100%)
  • ご自宅での陰干しをおすすめします。
  • 台所・玄関マット
  • 裏面がゴム製のものは×
  • ホットカーペットカバー
  • 裏面がゴム製のものは×
  • カーテン
  • 金具は外して下さい。
    織物は縮みやすいのでご注意下さい。
  • 乾燥の「弱」か陰干しをおすすめします。
  • ぬいぐるみ
  • ネットに入れて綻びにご注意下さい。
  • ナイロンは溶ける場合があります。
  • スニーカー スニーカー専用機をご利用下さい
  • ×洗濯機の中には入れないで下さい。
  • ×乾燥機の中には入れないで下さい。

② 洗濯物に付いている洗濯表示も確認しましょう

③ 洗濯機のサイズと選び方

洗濯物を入れた状態で、こぶし2つくらいの余裕がある洗濯機がベストです!

詰め込みすぎると洗浄・すすぎ共に十分にはできませんし、洗濯物が少なすぎると汚れ落ちがよくありません。

また、店内で販売している専用漂白剤は、除菌殺菌・生乾き臭の退治にも効果があります。

  • 洗える目安 
  • 羽毛布団(シングル)
  • 毛布(シングル)
  • 夏布団(シングル)
  • 一般衣料(4人家族)
  • 8〜10kg
  • 1枚
  • 1枚
  • 1枚
  • 1〜2日
  • 13〜15kg
  • 1枚
  • 2枚
  • 2枚
  • 2〜3日
  • 17〜18kg
  • 2枚
  • 3枚
  • 3枚
  • 3〜4日
  • 22〜27kg
  • 3枚
  • 4枚
  • 4枚
  • 4〜5日

④ 乾燥機のサイズ&設定温度と選び方 

効率の良い量:ドラムの3分の1くらいが乾燥機の目安ラインです。

乾燥機のサイズ

  • 14kg
  • 衣類高温で30分、毛布高温で40分
  • 23kg・25kg
  • 衣類高温で30分、毛布高温で40分、羽毛布団は高温で60分

最適乾燥温度

  • 低 温
  • 温度48度 フリースなどの化繊、ブラウス、デリケート衣類も安心して乾燥できる
  • 中 温
  • 温度63度 毛布、一般衣類化繊・綿系
  • 高 温
  • 温度78度 肌布団、コタツ布団、一般衣料。綿・羽毛系の綿入り素材の布団類
(あくまで目安です)